「イップ・マン 葉問」をフルで無料視聴できる
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2010年、香港で制作されたカンフーアクション映画『イップ・マン 葉問』について、感想とネタバレをご紹介します。
“宇宙最強”の称号を持つ男・ドニー・イェン氏の主演で、
アクションシーンが素晴らしいのは言うまでもなく、人間形成の道も教えてくれる素敵な本作品。
今回はもう一人の主役とでも言うべき、サモ・ハン・キンポー氏の名演にもご注目です!
二人による熟練の技が光るアクションシーンは必見!
今回はそんな『イップ・マン 葉問』の感想(ネタバレ注意)、無料視聴の方法などについて紹介します。
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memo
イップ・マン 葉問 (2010)
原題: 葉問2
監督:ウィルソン・イップ
脚本:エドモンド・ウォン
出演者:
ドニー・イェン、サモ・ハン・キンポー(サモ・ハン)、ホァン・シャオミン、リン・ホン、ルイス・ファン、ダーレン・シャラヴィ、ケント・チェン、デニス・トー、サイモン・ヤム
見どころ
ブルース・リーの師匠である伝説のカンフー・マスター、イップ・マンの激動の半生に迫る人間ドラマ。中国本土から香港に移り住み、中国武術の達人としておごることなく謙虚に生きた男の生きざまを映し出す。主演に『エンプレス -運命の戦い-』などのアクションスター、ドニー・イェン。彼と対立する香港武術界のボスを、香港の大スター、サモ・ハン・キンポーが熱演する。この二人による熟練の技が光るガチンコアクションシーンは必見。あらすじ
1950年、イップ・マン(ドニー・イェン)は家族を連れて、広東省佛山からイギリスが統治する香港に移住。その後彼は、新聞社の屋上に詠春拳の武館を開く。そんなある日、血気盛んな青年ウォン(ホァン・シャオミン)がやって来て、自分が負けたら弟子入りするとイップに勝負を挑む。
出典:cinematoday.jp
ネタバレ注意
伝説のカンフー・マスターの生き様を描く『イップ・マン 葉問』の感想、見どころ.....。
イップ師匠の初弟子!
中国本土を離れ、家族して香港へと移り住んだイップ・マン(演・ドニー・イェン)。
新天地で詠春拳の道場を開くため、新聞屋さんの屋上を貸してもらえる事に。
道場を開いて数日は開店休業状態でしたが、ある日ひょっこりと入門希望者がやってきます。
香港の街に住む不良青年・レオン(演・ホァン・シャオミン)。
生まれ育ちが悪いので喧嘩っ早いところはありますが、根は真っ直ぐな好青年です。
ホァン・シャオミン(黄暁明)氏の好演で、初々しさと血の気の多さとを全身で表します。
初対面でイップ師匠に喧嘩を売り、そしてセオリー通りボコボコにやられたレオン。
それ以降はイップ師匠を尊敬するようになり、イップ・マンの一番弟子として、詠春拳の道を歩み始めます。
レオンが友達を沢山誘ったおかげで、イップ師匠の詠春拳道場は一気に賑わいました。
暖かな日差しが降り注ぐ屋上に、弟子達がズラッと並び、溌剌と拳法の稽古にうちこみます。
自分もつい稽古にまざりたくなってしまうような、とっても素敵なシチュエーション。
ある日レオンが、他の流派の門弟と手合わせし、相手を怪我させてしまいます。
相手は香港を代表する由緒正しき流派“洪拳”の門下生・ワイケイ。
弟子の不始末を謝りに行くイップ師匠でしたが、ワイケイやその仲間たちには聞き入れてもらえず、問答無用で喧嘩をふっかけられます。
致し方ないので、イップ師匠とレオンの詠春拳師弟も、拳法で応戦。
香港の魚市場を舞台に、ド派手な大乱闘が繰り広げられます。
そこへ騒ぎを聞きつけたワイケイの師匠・洪拳のホン老師がやってきました。
演じているのは、サモ・ハン・キンポー氏。
若かりし頃は愛嬌のある姿だった同氏ですが、本作では威厳と貫禄に満ちた、老練の武術家を演じます。
ホン師匠は詠春拳師弟を一喝します。
香港で武術道場を開きたければ、まずはホン師匠の主催する『武館会』へ入会せねばならないとの事。
その掟に従わないイップ師匠にご立腹です。
そしてイップ師匠とレオンの二人を、傷害容疑で警察に引き渡してしまうのでした。
拘置所の檻の中で、レオンがいきり立ちます。
「ここを出たらあいつらに仕返ししてやる。奴らの魚市場の魚に毒を入れる」
物騒なことを口走るレオンを、イップ師匠が根気強く諭します。
「馬鹿を言うな。仕返ししたらお前まで彼らと同じになってしまうぞ」
弟子の不始末で自分までぶち込まれたイップ師匠ですが、そんな不満はおくびにも出さず、弟子と一緒になって罪を償うのです。
こんなにも誠実な人柄を持ったイップ師匠だからこそ、不良青年であるレオンを正しく導くことができ、ひいては映画史に名を残す“ドラゴン”、ブルース・リーの強靭な精神も育てることが出来たのかもしれません。
洪拳の老師・ホンとの和解
拘置所から弟子ともども釈放されたイップ師匠は、改めてホン師匠の主催する、武館会へ挨拶に行きました。
そして会長であるホン師匠と試合をする事に。
手合わせの舞台は何と、丸いテーブルの上!乗っただけでグラつく上に、大人二人が乗るにはあまりにも狭い!
しかし達人たちはそんな足場の悪さをものともせず、洗練された技を出し合います。
速さや手数の多さで圧倒する美しい詠春拳、どっしり構えて一撃の重さで圧倒する力強い洪拳、といった感じ。
柔の拳法と剛の拳法がぶつかり合い、両者の実力は互角!
ホン師匠と互角に渡り合ったことで、イップ師匠は武館会への入会を晴れて認められました。
しかしその高額すぎる会費にビックリ!
イップ師匠は弟子達を気遣い、自分もロクに稽古代を貰っていない有り様なのです。
払える訳がありません。
「ホン師匠が私腹を肥やすための会なら、入会しません」
結局入会を拒否し、家に帰ってしまったイップ師匠。
しかしホン師匠と関わるうちに、イップ師匠は理解し始めます。
彼がお金集めにいそしむのは、香港を支配する大国・イギリスとの仲を取り持つためである事を。
ホン師匠がイギリス人に上納金を支払っているおかげで、香港の武術家は安心して道場の経営ができるのです。
加えてホン師匠は、不況の中で弟子達も苦しい生活をしているのを知っていました。
そこで弟子達が稽古を頑張っている時は、彼らに惜しみなく金を分け与えます。
ホン師匠の強さもまた、自分ではない誰かの為の強さ。
しかも彼の場合、背負っているものはイップ師匠よりもずっと重い。
ホン師匠の本当の人柄を知ったイップ師匠は、彼を最も偉大な先達として尊敬するようになります。
戦う。中国の誇りを守るため!
そんなホン師匠は物語の後半、イギリス人ボクサー・ツイスターに挑戦し、そのまま亡くなります。
このツイスターはもう憎たらしい程に傲慢!そして不敬!
ご高齢のホン師匠をリング上で殴り殺し、更には
「中国ボクシングは役に立たないダンスだ」 などと挑発!
前作の敵、日本軍の三浦は残酷でしたが、中国武術の粋は心から認めていました。
ところが今作の敵ツイスターは、中国武術に対するリスペクトが欠片もありません。
憎たらしさ、かわいくなさで言えば間違いなく前作以上です。
イップ師匠が、ホン師匠の雪辱のためにツイスターに挑みます。
しかしこのツイスター、悔しいけれど滅茶苦茶に強い!
前作では三浦を危なげなく倒したイップ師匠ですが、今回はツイスターに何度もノックダウンさせられます。
頭部に何発もおみまいされ、意識が朦朧としてきたイップ師匠を導いたのは、ホン師匠が最期にリング上で遺した言葉でした。
イップ「ホン師匠。もう棄権されては?誇りより貴方の命が大事です」
ホン「私の誇りのためではない。中国武術の誇りのためなのだ」
ホン師匠の遺志を引き継ぎ、今度は自分が中国武術の誇りを背負う番なのだと気づいたイップ師匠。
彼の動きが別人のように鋭くなり始めます。
そして詠春拳の動きに洪拳の動きを取り入れつつ、ツイスターを圧倒!
まるであの世からホン師匠が、イップ師匠を護っているかのようでした。
彼にはそういう面倒見の良さがありましたから。
詠春拳と洪拳、中国武術の真髄を惜しみなく発揮し、見事にツイスターを打ち負かしたイップ師匠。
会場に押しかけたリポーターたちに語ります。
「私は勝ちましたが、詠春拳がボクシングより優っている訳ではありません。大切なのは、お互いの良い所を尊重しあう事だと信じています」
何処までも謙虚なイップ師匠。
中国武術をさんざん侮辱したツイスターの事も、けっして侮辱し返さないのです。
イップ師匠が物語の前半で、弟子のレオンに語った言葉が思い出されます。
「仕返しをしたら、お前まで彼らと同じになってしまうぞ」
そして今回、相手を許して自分から歩み寄る大切さを、イップ師匠は身をもって示しました。
中国とイギリスの架け橋となったイップ師匠は、会場にいた中国人からも、イギリス人からも、万雷の拍手をもって讃えられるのでした……。
「イップ・マン 葉門」は、
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まとめ
今回は『イップ・マン 葉問』のネタバレと感想をご紹介しました。
シリーズ第二弾となる本作も、アクションと人間ドラマ、両方の面で熱くなれる映画でした!
「どんなに達人になっても、最後に戦う相手はいつも自分自身」
イップ師匠の姿からは毎回、そう教えられる気がします。
少しでも気になった方は、『イップ・マン 序章』と併せてぜひ、ご覧になってみて下さい!
シリーズ3作目の『イップ・マン 継承』はこちらからご確認ください。
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